俺『日影 晶千歌(あきちか)』と幼馴染の『日向 丞(さとる)』は、予期せぬ《事故》で繋がってしまった『番』関係だ。
お互いそんなつもりも無かったのに番ってしまった俺達だけど、丞は二年もこんな俺の発情期に付き合ってくれている。
昔はコンプレ
ックスを刺激されて大嫌いだった丞の《声》も、今じゃ耳元で囁かれるだけで発情期が始まるわ、軽くイッちゃうわで…『番関係』って恐いな…って思う。
こんなのもう、『Ω』は逃げられないに決まってる───
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◆以前書いた同名短編の【連載版】となります。※一話目も多少の手直しが入ってます。本編9話、番外編4話の全13話。
◆未成年の飲酒の場面がありますが、それを推奨・助長する意図はございません。フィクションです。
◆♡喘ぎあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 22:10:59
130008文字
会話率:39%
一条のΩである『鶇実(つぐみ)』は噂に違わぬ美しいΩだった。その美しい『人形』の中に潜む“空虚”に惹かれた俺は、戯れにこの腕に攫ってちょっかいを掛けるも、鶇実の“純粋培養”振りに天を仰ぐ羽目になる。
けれど、俺のやる事なす事に返す反応は『人
形』などでは無く、一人の『人間』だった───。
なぁ、鶇実。
俺がお前を救ってやるから、早く俺にグズグズに落ちて来い。
これからはもうお前には『笑顔』しかない人生を送らせてやるから。
俺の手を取って、この胸に飛び込んで来いよ───
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◆拙作読み切り『無理矢理番わされたΩの幸福な人生』の攻め視点です。そちらからお読み下さると幸いです。
◆拙作『出来損ないΩは出来損ないαに捕まる』から始まる《獅子王家》シリーズの親世代の話です。
◆♡喘ぎあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-17 22:00:00
9131文字
会話率:11%
Ωの蜜希は七歳の頃からの婚約者である紫苑の事が大好きだった。
しかしある時『運命の番』の話を聞いて、いつか紫苑に『運命の番』が現れたその時は婚約解消になるのだと気付く。
いつか別れが来るのなら、これ以上好きにならない様に、別れの準備をしてお
こうと誓うが、蜜希に発情期が来た事でそれが難しい事だと思い知らされた───。
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◆逃げるΩと追うαのお話です。
◆この小説内で一部『w』や『(?)』などの表現があります。苦手な方はご注意下さい。
◆流血は相手に暴行する訳ではありません。『α』の自傷です。本人痛がって無いので痛くありません(酷い)
◆♡喘ぎだらけです。
◆※※10話目の【番外編】で『近親相姦』要素が少しだけ出て来ます!苦手な方は回避をお願いします!※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 20:23:14
48942文字
会話率:38%