令嬢チェチナは十歳年上の伯爵ウィンストゲンと結婚したばかり。親が決めた家へ嫁いだ彼女は悩んでいた。なぜなら、夫の心の声が聞こえるからだ。
ウィンストゲンは紳士で、表向きはチェチナに対等な伴侶として接するものの、心の中では彼女のことを完全に子
ども扱いしていた。チェチナは大人の、一人前の女性として夫に見てもらうべく奮闘する。
◆他サイトに掲載している作品を再編集したものです。
◆タグにネタバレあり。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 22:00:00
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会話率:40%