婚活スキル【相性診断】を持つ紹介者が、最悪の相性ゼロ男に出会った結果――?
婚活スキル【相性診断】を使って、数多くの男女の縁を取り持ってきたミイナ。
その的中率と誠実な対応で、王都でも評判の〈紹介者〉として忙しい毎日を送っていた。
だが
ある日、紹介依頼に現れたのは“完璧すぎる”ことで名高い公爵、エリオット・グランフォード。
スキルがはじき出した結果は、まさかの“相性★★★★★”――
しかも、その相手はミイナ自身だった!?
「ただのスキルエラーです」
「紹介者と依頼人の関係ですから」
そう言い張るミイナに、公爵は余裕の笑みで迫ってくる。
「相性の確認、してみるか?」
仕事のはずが、理性がぐらつく。
心も身体も、揺らされて――
思わぬ方向へ転がり出す、“相性”と“恋”の行方は――?
スキルと本能が導く、すれ違い×とろ甘溺愛ラブ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 10:26:26
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会話率:38%