森に捨てられた少女ユーティスは、騎士団の副団長であるゼノ・フォービドに保護され、親子として一つ屋根の下で過ごす内に、彼に対し禁断の想いを寄せていった。
ある日、ゼノと国の王女の婚約を知り、ユーティスは己の気持ちの区切りと彼の幸せの為、彼と離
れ遠くの土地に行くことを決意する。
ゼノと王女の婚約発表パーティーが城で行われているその夜、ユーティスは彼にあてた置き手紙を書き、黙って家を出ようとするが――
――これは、禁断の愛を持ってしまい苦悩する娘と、彼女に異様な執着を見せる義父、そして二人のその後の物語。
※義父と娘の血は一切繋がっていませんが、苦手な方はご注意下さいませ。
※Rシーンにはタイトルの後ろに『*』を付けています。
※途中、ルート分岐があります。ハッピーエンドルートとメリーバッドエンドルート。メリバルートは最後に載せますので、不快に感じた方はすぐに回れ右をお願いします。
※短編で掲載していたものを加筆修正し、【連載版】としてまとめたものに、メリバルートの後日談を新たに追加しています。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 19:10:00
94445文字
会話率:46%