大のホラー嫌いである斎藤ミクミは大学の友人サキに連れられ、京都にある千本鳥居にやってきた。
そこで出会った異形のものたち、その者たちはミクミを〝聖母〟〝器〟とよび、躰のなかにムカデを入れたのである。
その翌日、目を覚ますと家に居て、なぜか曖
昧な記憶。気にする事もなく普段の生活を楽しんでいたのだが、またしても異形のものと遭遇してしまう。
しかし、この日ばかりは出会う者たちは他にもいた。〝ヨウコ〟だ。
彼女の目的とは。そして、彼女は何者なのか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-09 10:00:00
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会話率:22%