魔法と芸術の都、〈祝祭都市〉フェストーネ。ここでは、ほうきに乗って市の上空を飛び回り宵闇の空を明るく塗り替える〈ほうき星〉と呼ばれる魔法使いの画家たちが活躍している。ここに暮らす徒弟の青年、ルミーノは焦っていた。彼は、若き天才と名高い〈ほう
き星〉ファロの唯一の弟子として修行中の身である。わがままで傲慢な性格ゆえトラブルが絶えないが、ひとえに抜きん出た画家としての力量でもって他を圧倒するファロに、ルミーノは思いを寄せていた。そのファロとの徒弟契約終了期限が間近に迫っていたのだ。師は契約更新を口にしないばかりか、著名なイケメン貴族画家に別の都市で働かないかと口説かれている始末。このままでは側に居させてもらえなくなってしまう! 見捨てられると思いつめたルミーノが酔いに任せて気持ちを吐露すると、ずっと芸術一筋で恋愛感情なんて理解できないはずのファロは何故か「僕を抱いてみろ」と言い出して——
【振り回され苦労人弟子×性格難あり天才師匠】
ルネサンス期のフィレンツェをモデルにした架空のファンタジー都市国家が舞台です。本編24話+おまけ1話。R18回はタイトルに※が付きます
注意
※20才×28才
※攻めが隻眼(普段は義眼)
※受けが最初から最後まで偉そうです
※脇役に百合CPがいます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:56:58
31820文字
会話率:40%
ライカは天才だ。しかし、その才能と同じくらい「ライカは変人だ」という評も確たるものだった。
ライカと同じく魔法使いのヒサギは、危なっかしいところもある彼の面倒をみる毎日。近頃では「ライカのことならヒサギに任せておけ」みたいな不本意極まりない
流れまである。
同じ魔法使いとして才能の差に苦しみつつも、ライカと同じ景色が見たいと切望するヒサギだったが……。
※努力型秀才✕だめっこ人たらし天才
※やんわりとですが首絞め・モブレ未遂・若干の無理やり要素を含みます。
※ふんわりファンタジーなので細かいことを気にしない人向け。出てくる魔法が少々特殊なのでご注意ください。
※「はなのくびわ」(https://novel18.syosetu.com/n3524hl/)の過去話ですが、単品で読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 18:04:39
10855文字
会話率:37%