その日、翼持つ者《エーヴェリアン》の選定公ヴィカール=ゼルディード・エールヴァインは、幸福の絶頂から奈落の底へと突き落とされる――幼き女王の崩御は、種族全体のみならずヴィカールの精神をも蝕んでいった。
絶望のあまり身を投げた先で、彼は再
び生への道を示される。冷たく凍てついた世界で、彼に差し伸べられた手とは――?
飛空都市から遠く離れた辺境に暮らす女性オルレイアは、ある日奇妙な青年を助ける。大怪我を負い、頑なに心を閉ざす年下の青年の素性は、実はとんでもないものだった。何事もなくお帰り頂きたい――という彼女の願いは叶うのか。
運命の悪戯、宿命、天の配剤、因縁――どの言葉なら、この出逢いを言い表せるだろうか。
『蒼穹の騎士 紫翠の女王』の一章一話・四話を読まれた方が設定は理解しやすいかと。キーワード募集中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 00:11:30
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会話率:41%