旅行に来たというイタチ獣人の青年に、しばしのお宿を提供してあげる事にした人間の村娘。
職業は傭兵だというし、この土地に以前来た事もあるようだし、何か事情のある気配はするものの細かい事は気にしない。
しかし、緩くほのぼのと交流を楽しむある日、
事件が――。
ひとときの出会いのはずが、いつの間にか特別なものになってしまう話。
「……ねえ、君、僕を“ただのイタチ”の獣人と思ってるの?」
「イタチじゃないの?」
「いや、まあ、イタチではあるけど……」
――それと、外見に騙されてはいけない話、でもあります。
(2022.1.1 ヘカーテブックス様より電子書籍配信となりました)
(自サイトでも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-02 12:00:00
169230文字
会話率:36%