率直に言って、
面白くはなりそうにないです(笑)
小説のテーマは「普通の人生こそ至高の人生」です。
私の友人の友人の話です。
彼は定年退職後、画家になりたいと思いました。
その思いは本格的で個展まで開いて
しまいました。自費でね。
けど、反響は思うようではなく、詐欺師みたいな美術品ブローカーが接近してきただけです。
それでも、彼は、諦めないわけです。
その彼は、なにを土地狂ったか、自分の描き貯めた絵画を無料で差し上げるそうです。
しかも、「無料で差し上げる」と地元のミニコミ誌から広告を出すそうです。
そんなもの、赤の他人の素人画家が描いた絵画なんか無料ならなおさら、もらいたくなんかないでしょう。
それでも、彼は、本気なようです。
「自分の絵画を無料でばらまけば、その素晴らしさが口コミで広がってメジャーな画伯になれる」とマジに思っているようです。
けど、常識で考えて、そんなわけないです。
つまり「そんなわけない話」を還暦のオッサンが定年退職後に本気で考えているわけです。
まったく痛い話です。
そういう話を、なるべく明るく書いてみようかと思います。
主人公を男にすると支障があるので女性の画家志望にしようかとか思っています。
けどまあ、それについて思うのだけど、周囲に親身になって忠告してくれる人がいないと、人は常軌を逸しがちです。
私には身内がいますが、もはや忠告してくれる能力はありません。
だから、自分自身への戒めとしても書いてみようかと思っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 22:00:00
13535文字
会話率:51%