最期の場所を求めて山に登った。そこはドラゴンの棲む土地だ。小さい頃に憧れていた存在を一目見れたら、あとはもう食べられたって構わない。
『人の子よ、どのような理由があれば生きるに値する?』
「……え?」
居ても居なくても誰にも気にされなかった
。そんな私を求めてくれたのは、一匹のドラゴンだった。
人に興味を持ったドラゴンと淋しさを抱えた女の子が一緒に生きるようになったお話です。
※女の子が自分の命に執着がありませんので、ご注意ください
※ドラゴンはドラゴンのまま、人化したりしません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 21:18:58
9242文字
会話率:46%