フィダム公爵が溺愛する孫娘のサラは、十二歳の頃から紅い瞳の魔族を奴隷として飼っている。魔族は卑しい獣として蔑まれる存在。しかしサラにとって彼は、誰よりも誇り高く美しい生き物だった。やがて十七歳になったサラに、祖父は婚約者を決めてしまう。ヴィ
ーゼと名乗った魔族を愛するサラと、サラに執着する美貌の魔族の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-10 19:01:16
13465文字
会話率:40%
――俺は貴方の騎士ですから。
それがその騎士の口癖だった。いつまでも傍にいるものだと思っていた。
しかし、それは周囲が許さなかった。
最終更新:2015-09-15 23:00:00
36587文字
会話率:18%