目覚めた場所は、忘れられた地下の魔導施設《深域標本殿》。
名も記憶も失ったまま、青年だった“わたし”は、女の身体で拘束されていた――。
「おかえり」と語りかけてきたのは、“姉”を名乗る謎の少女。
その顔は、自分と瓜二つ。だが彼女は言う――
「わたしたちは観測の記録だったの」と。
快楽装置によって穢され、女体としての感覚を刻み込まれながら、
記憶の底から浮かび上がってくるのは、“かつての自分”と“彼女”が交わした禁忌の契約。
誰が観測し、誰が記録し、誰が女に堕ちていったのか。
これは、終わることのない螺旋の檻で綴られる、快楽と自己喪失の物語。
――最後に残るのは、「わたし」という名だけ。
◆TS/変化/拘束/共鳴感応/双子百合/耽美×退廃×官能
※全5話構成の連作短編です。話数が進むにつれ、内容はより淫靡かつ深淵になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 15:49:06
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会話率:21%