リチャード・ターナー、アングリアにある投資銀行ローブ&カンディディウス・ホールディングスのCFO(最高経理責任者)。36歳という若さで要職につき、世間では「ミドルエイジのカリスマ」などともてはやされていたリチャードだったが、私生活では人生へ
の倦怠感と虚無感に苛まれる日々だった。そんな彼の前に、カホが現れた時から、彼の人生は鮮やかに変化していく。
愛と幸福の日々の中で、リチャードは初めて自分の生を実感する。
だが同時にそれは堕落への序曲だった……。
この作品は、アルファポリス、ノベルアッププラスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 17:04:31
7849文字
会話率:29%