夢見の聖女・セイランは、十九歳の誕生日、ありえない夢で目を覚ます。
彼女の見る夢は『予知夢』であり、それは未来の現実となるはず、なのだが。
「大変です!! 我が聖騎士シュテファンさん! ――夢の中で……っ、あなたと……いちゃらぶ……?
せっくす? ……をしていたのです……!」
お付きの聖騎士と致す夢に、セイランは大混乱。
聖女の守り人の『剣』はより小さい方が素晴らしく、専属騎士である彼のモノも(見たことはないけど)小さいはずなのに。
夢の中では、ご立派なイチモツでぐちゃぐちゃにされていて……?
「絶対に五倍はあります……どうして……!?」
毎夜、毎夜、夢の中では絶倫巨根な彼に抱かれて。
しかし現実の彼は、小さく『不能』のまま。
(どうしましょう……もうシュテファンさんとえっちする夢しか見られない……!)
夢が現実にならなくなれば、『夢見』の能力が失われれば。セイランは神殿を追われてしまう。
かと言って、聖騎士が『不能』でなくなれば、彼は聖女の守り人ではなくなって。
(このままでは、わたくしたちは、お別れ――)
聖女の力は無くなってしまったのか? それとも……?
「俺の子を生んでください、我が愛しの聖女様。――現実の処女も、俺が」
ゆるふわ聖女が、いじわる悪魔騎士に孕まされちゃうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 07:34:48
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会話率:48%