長年引き籠もり生活を続けていた椿(つばき)はその日、十八年の人生に幕を下ろす決断をした。
意を決して廃ビルの屋上から身を投げたが、地面に叩き付けられた椿の体はほぼ無傷の状態で、怪訝になりながら辺りを見渡してみれば、そこには見た事もな
い光景が広がっていた。
ここは天国……? それとも地獄なのか……?
呆然としていた椿の体が、突然不可解な生理現象に見舞われる。
そこに出会した男達が椿の事を“雌”と呼んで襲い掛かり、陵辱されそうになっていた所を助けてくれた美しい容姿の青年も、椿の事を“オメガ”という謎の呼称で呼んでいた。
異世界トリップって、スキル最強で戦闘無双とか、女の子にモテモテハーレムとか、そういうのじゃないの?
右も左も分からない異世界で、椿の新しい人生が始まった。
※タイトルに(★)がついている話には性描写が含まれます。
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エブリスタにて、同名の小説を投稿しております。(内容は同じです)
落書きくらいのゆるい気持ちで、のらりくらりと書いていきたいと思っています。
※2019年7月28日完結済み
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 19:13:44
261127文字
会話率:27%