そこは真白の鹿が生み出した五柱の神が統治する世界。
旅菓子屋の利鳫はとある都で母親が病に伏している少年と出会う。
少年の母親を助けるべく鬼の気祓いをする利鳫だったが、それが原因で自分の売る菓子に変な噂がついてしまった。
その噂を聞いてやって
きた美しい青年拓楽は、どういうわけか利鳫に興味を持ち「仲良くなりたい」と言い出して…?
母神、真白の鹿、五神、そして五神と同時に生まれたという鬼。
それぞれの想いや執念が渦巻く世界で、「彼」の想いは報われるのだろうか。
そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 04:35:24
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会話率:52%