陶器製の急須って、洗うとき滑りやすくて危なっかしい。
幾度となく他の食器の上に落としては、その度に割れなかったと安堵する。
でも、ここにいつも割ってしまう女性が。
その度に、割れてしまったその急須で、彼が彼女の代わりにお茶を淹れてくれる
。
そんな、何気ない日常に隠されていた秘密。
急須をめぐるある男女の物語。
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2019.9.13 初出折りたたむ>>続きをよむ最終更新：2020-02-04 06:00:00
4731文字
会話率：16％