10歳年上の和服美人お兄さんに一生の恋をする攻めと、攻めに惹かれつつも取引のために体を売る受けがすれ違う話
【前半:長野編】
母の死をきっかけに、高校2年生の靖羽(やすは)はそれまで接触のなかった実の父の屋敷に引き取られることになる。そこ
は、長野の山奥に佇む歴史のある温泉宿「桜佳苑(おうかえん)」だった。初めて会う父や腹違いの兄との関わり、新しい環境に翻弄される若い靖羽に手を差し伸べてくれたのは、屋敷で住み込みで働きつつ箏曲家としても活動している青年、暖(だん)だった。まるで本当の兄のような優しさで包んでくれる暖に靖羽は日々心惹かれていき、暖もまた靖羽のまっすぐな気持ちに揺れてアプローチを拒まずにいたが、暖がとある目的のために靖羽の腹違いの兄・利羽(としは)と肉体関係を持っていたことを靖羽が知ってしまったことで二人の関係は壊れていく。
【後半:東京編】※前半から7年経過してます
桜佳苑から暖が突然いなくなってから7年。24歳になり医学部を卒業した靖羽は、研修医としてのキャリアをスタートさせるため東京に戻ってきていた。暖を忘れることができず、7年間ずっと暖を探し続けていた靖羽だったが、ある日ふらりと入ったゲイバーで店子として働いていた暖にばったり再会する。34歳になった暖は雰囲気が大きく変わり、7年前の当時とはまた違った底知れぬ色気を漂わせていた。7年前に暖にしたことを改めて詫びて交際を申し込む靖羽だったが、うまくかわされて体の関係を持ってしまう。ぎこちなく、少しずつ再び距離を縮めていく二人だったが、多忙な研修医と水商売という互いの立場からすれ違うことも多く、そのたびに二人は思い悩みながら関係を深めていく。
・年下×年上(10歳差)
・前半は17歳×27歳(高二×旅館の和服美人)ですが暴力のようなレイプまがいの同意のない行為ばかりです
・愛のある行為は後半(7年後)の24歳×34歳(研修医×ゲイバー店子)の状態になってからようやく…という感じです
・前半は受けが攻め以外の不特定多数と体の関係を持つ描写がふんだんに含まれます
・特に前半DV、暴力、レイプ、ハメ撮り等ハードめの性描写多めです
・性描写のある章には*をつけます
・エブリスタ、pixivにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 00:01:29
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会話率:53%