皇帝ブランは攻め入った小国で奥深い宮に住む青年・嶺河と出会う。花の化身と見紛うばかりの美しさを持つ嶺河は……とんでもない変人だった。剣を突きつけられてもしれっとしている上、人の話は全く聞かない。極め付けは自分を殺そうとしている相手に執筆の邪
魔だと言い張る始末。あまりの素っ頓狂な状況に毒気を抜かされたブランは戦利品として嶺河を持ち帰ることに決め、一向に筆を手放す気配のない嶺河を強引に自国の後宮へと押し込んだのだがーー!?
※⭐︎はR要素です。
※他サイトにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 01:06:38
2349文字
会話率:56%