舜海との束の間の別れによる寂しさを紛らわせるように忙しく立ち働く千珠の元に、ある日奇妙な相談事が寄せられる。瀬戸内の海に、夜な夜な巨大な龍が現れるというのだ。調べが進む内、その騒乱の中心に安芸国・厳島神社が深く関わっていることが明らかになる
。厳島の社に住まう美貌の少年覡(かんなぎ)・緋凪が、国々の思惑に操られ海神を召喚していたのだ。この一件、千珠はいかにして解決に導くのか……。
*本編にはほとんど濡れ場はありませんが、番外編に塗れ場あり。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-31 08:00:00
69633文字
会話率:44%