霊的なものからこの国を守る組織ーーそれが宮内庁特別警護担当課である。
半妖の鬼だった前世を持つ沖野珠生は、高校一年生の時にその記憶を思い出し、蘇った妖力をこの国のために振るってきた。そんな珠生も、今年から特別警護担当官の一員となり、前世か
らの想い人・相田舜平と、公私共にパートナーとなった。
そんな二人のもとに舞い込む様々な怪異、そして、深い因縁にまつわる事件。再び訪れるいくつもの試練に、珠生はどう立ち向かうのかーー。
◇『琥珀に眠る記憶』(全380話)『琥珀に眠る記憶ー番外編集ー』(全57話)の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 21:00:00
352600文字
会話率:55%
天下を分かつ大戦を終焉に導いた半妖の鬼・千珠。その戦から一年、千珠は青葉の国で人々と共に暮らす生活に慣れつつあった。そんな折、青葉の棟梁・光政の妻である紗代の元に、禍々しい怨念を湛えた首飾りが贈られ……。
最終更新:2019-05-24 00:00:00
40941文字
会話率:54%
陰陽師衆動乱の戦いから十年、藤之助と都を落ち延びた夜顔は十七になった。紆余曲折を経て穏やかな暮らしを得た夜顔であったが、ふとした拍子に過去を気にかけるようになる。迷いの果てに、藤之助は夜顔を再び千珠と会わせることを決意する。
一方、時を同じ
くして、千珠の弟・槐は佐為と共に青葉の国を訪れていた。夜顔を見て、得体の知れぬ恐怖に怯える槐は、夜顔に特別な感情を抱いている様子の兄を目の当たりにして、嫉妬の気持ちを隠しきれず……。平穏に暮らす千珠のもとに訪れた、とある難問のお話。
*異聞白鬼譚【六】に登場した妖の子どもが登場するお話です。これがこのシリーズ最終話です。ラストはBL的なハッピーエンドとは言い難いです。ご注意くださいませ。
長々とお付き合い下さった方々、ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-11 15:00:00
112180文字
会話率:58%