純潔を捧げた相手と交わる事で、強大な力を与える聖女――フィーネは、守護女神ピアチェによって選定される勇者の献上品として、聖地に封印されていた。
勇者が魔王を倒すための道具として。
しかし封印が解かれ目覚めた先にいたのは、彼女が仕えるべき
勇者ではなく、人間の敵である魔王だった。
「フィーネ……、すまない。優しくは……出来なさそうだ」
魔王に無理やり純潔を奪われたフィーネは、そのまま魔族の国ディザニアへと攫われてしまう。
しかしそこで待ち受けていたのは、彼女が人間たちとの触れ合いで得ることのなかった、優しく温かな生活だった。
魔王の優しさに触れながら、道具としての生きて来たフィーネは、少しずつ自分を取り戻していくのだが……。
※設定はゆるゆるです。頭空っぽ推奨。
※基本、攫われた後はイチャイチャしてますが、後半は控えめです。
※ストーリーはよくあるかんじ。
※約120,000文字予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 19:00:00
121742文字
会話率:22%