βの俺と、αの樹は、高二で同じクラスになってからずっと仲良くしてきた。
性差なんか関係なく、言いたいことも言えたし、樹がエリートの予備軍でも嫉妬なんかしてこなかった。
そんなある日、勉強を教えてもらう目的で樹の部屋に入った俺は、彼の机にある
モノに興味を覚えて手にとってしまう。まさかそれが、俺たちの関係性を大きく変えてしまうとは思わずに――
※オメガバースですが、妊娠、出産の展開、描写はありません。
そんなに長くしない予定です。(短編よりは長いけど、中編とはいえない尺にします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 15:13:15
72782文字
会話率:39%