谷川 真司は、九條という怪しげな男にスカウトを受け、『薔薇の花園』という、超高級会員制ボーイズクラブで働く様になる。働く人間一人一人に薔薇の名前が与えられるその場所で、見習いである『薔薇の蕾』として先輩であるロサ・フェティダに教育を施された
真司……リリー・マルレーンは、次第にロサ・フェティダに熱い想いを抱く様になる。
しかし、突然現れた薔薇の花園の本当の支配者である『御方』という人物の使いである新庄に、『俺の事を忘れているなら、思い出させるまでの事』という、御方からの言葉を告げられ、真司は、かつて自分の母親が傾倒していた宗教団体の現教祖でもある御方に、自分自身が激しい執着心を抱かれている事を知る。
御方に忠誠を尽くすロサ・フェティダを救う為、真司は様々な人々と交流を重ねながら、自らに激しい執着心を抱く御方に立ち向かっていく。そして、御方の正体を暴くため、あらゆる難関を乗り越えた真司は、真司との邂逅を果たし、その存在の価値観に触れ、自らの生き方を模索し、新たなる決意を胸にしたロサ・フェティダ……雅之を、その生涯を賭して支え、癒し、守っていく人間として生きていく決心をするのであった。
御方を支える、『薔薇の八大原種』に準えた、異なる薔薇の名前を冠する麗しき美貌を持つ幹部達に、その存在を認められ、次第に男として、人間として成長していく真司。果たして彼は、本当の愛と幸福を手にする事が出来るのか?
攻め主人公成り上がり&中盤(第四章)から最終章にかけて大逆転。主従カップルラブ(夜だけ下剋上)。全六章の長編作品。
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❇︎結腸責め、飲精執着(攻め→受け)、想像妊娠、媚薬、激しい性描写有り。キーワードをご確認の上、苦手な方はご遠慮下さい。
❇︎この作品は、『アルファポリス』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 21:00:00
421724文字
会話率:48%
主人公ラルはある日少女の落としていった手帳を切っ掛けに前世の記憶を思い出した。日本語で書かれたその手帳によればここは乙女ゲームの世界であり、ラルは攻略対象者だという。ちなみに手帳の落とし主はヒロインである。
乙女ゲームのシナリオがトコトン気
に入らないラルはそのシナリオを外れていく事を決める。
しかし彼はまだ十二歳である。乙女ゲームの舞台の学園に上がるのは十五歳からだ。あと三年。ラルはあの手この手でシナリオ脱却を試みていく。それはラルだけでなく他の攻略対象者にとっても大きな運命の転機となりその生き方を変えていくものであった。
ラルの前世は声優であり剣と魔法の世界に生きたいと願った男だった。そして今世の彼もまた楽団の歌姫を母に持ち双子の妹も歌い手という声に大きく係わる生まれだった。甦った前世の記憶はラルを歌と演劇の舞台へと誘っていく。「七色声の魔法使い」ここに開演。
※学園に行くまで乙女ゲームらしさはほとんど出て来ません。相手もなかなか出て来ません。プロットも先行き予想も一切ありません。それでもこのやり方が一番やる気を誘うようです。エロ有りの主人公気高き受けです。
2018年11月11日開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-11 00:01:50
108508文字
会話率:58%