ハイネ国の聖女サナは、その身に稀少な魔力を宿す娘だった。王城に幽閉され、夜ごと、国の守護神・白火(しらび)に魔力を搾り取られる日々――。
そんな彼女を救ったのは、人間の敵であるはずの魔王・亡眼(なきめ)だった。
その名の示す通り、亡眼は
その目に何も映すことができない存在……にもかかわらず、世界でただひとり、サナだけが見えるのだとか。
しかも、サナのことを主と呼び、執着しはじめて――!?
*
自由になりたかったサナが、がっつり魔王さまに懐かれ、囲われて、心も身体も絆されちゃうおはなし。
※本編完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-09 21:06:33
130922文字
会話率:26%