神が見放した世界を治めていたのは、白い翼を持つ四人と黒い翼を持つ四人の、計八人の使徒であった。
次第に天界では、白組と黒組の争いが激化し、やがて、下界を巻き込む争いにまで発展することとなる。
白組が優勢となり、天界から黒組を下界へ
と|堕《お》としていくなか、黒組の祖の一人が見つからないまま、何百年という時が流れた。
そしてある日、白組の子孫の一人が、偶然にも神が隠していた宝物庫の空間を発見する。
使徒にさえ、存在を知らせてなかった宝物庫とは一体、何なのか?
白組にとって福となるか、はたまた災いとなるかは、まだ知るよしもない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-06 09:45:14
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会話率:42%