気づいたとき、俺は巨大なウツボカズラだった。
ウツボカズラとして自意識を持ち、渇くような飢えに灼かれた。
飢餓感が頂点に達し、生存本能が叫びをあげたとき、俺の身体は土を抜け、大地を踏みしめていた。
自由を取り戻した!
俺は飢えを満
たし、この事態に陥った真相を探るため、根の足で第一歩を踏みだす。
エロシーンのある話には☆マークをつけておきます。
原題:Return of Nepenthesとなっておりますが翻訳ではなくオリジナル作品です。
B級映画っぽい雰囲気を出したくてそのようなタイトルをつけております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-18 16:52:43
30708文字
会話率:25%