偶然見つけた魔導書で、うっかり悪魔を呼び出してしまった元王女サラのお話。国と許婚を失くしたサラは、今は寂れた神殿で巫女として生活している。そんなある日『悪魔召喚』を行ってしまった。
召喚された悪魔は、漆黒の髪に闇色の瞳を持つ美麗な男で、契約
の前金として意識を保ったままサラの処女を奪うと告げた。
──しかし、サラは失神しがちな姫君だったのです。
「お、おいっ……サラ? 目を覚ませ」
「……ったく、またか。処女の癖に感じ過ぎなんだ、お前はっ」
「……仕方ないな。……ならもう一度、最初からやり直すか……」
さっさとサラの躰を奪って契約を済ませたいはずの悪魔もワケアリで、気づけば夜毎、彼女の元を訪れては溺愛するようになって……。
※ ハッピーエンドです。
※ 悪魔のワケアリは割と早いうちから明かされていきます。
※ 艶っぽいシーンは序盤から随時入ります。
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エブリスタにて『聖姫は、悪魔の誘惑に靡けない。』というタイトルにて作品を公開済みです。
今後別サイトにて転載予定あり
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-25 22:14:42
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会話率:38%