美食の街としても有名な水の都、オクタロアル。
この街にエリオという若者が居た。
エリオはある夜、記憶を無くすまで深酒してしまい、翌朝見知らぬ部屋のベッドの上で目を覚ました。
なんと、隣には全裸の男も寝ている。
何でこんなことになってるんだと
焦りつつ、エリオは全裸の男が何者なのか思い出した。
彼はオクタロアルの水路管理局に務める男だ。
エリオと街中で遭遇するたびに恐ろしい形相で睨みつけてくる、不気味な男でもある。
昨夜何をしてしまったのか思い出せないエリオは、大いに怯え、混乱した。
そして、水路管理局の男が目を覚ますなり、一夜の過ちってことで水に流そう!と強引に話をまとめ、男の話も聞かずにその場を逃げ出してしまう。
しかしその日の夜、給仕のアルバイトに精を出すエリオのもとに、またあの水路管理局の男が現れたのだった。
田舎から出てきて世間知らずだけど、一度こうと決めたら突っ走る猪突猛進な攻め×コミュ力高めで陽キャっぽいけど、実は泣き虫な受けでお送りしています。
特に大きな事件も波乱も起きない、平和な話です。
攻めは魚人(背中に鱗あり)、受けは獣人(猿の尻尾あり)、という設定になっています。
しかし、外見的にはほぼ人間と同じなので、獣要素や魚要素はやや薄めに感じるかもしれません。
「家出貴族と堅物淫魔の旅日誌」「蛇男は冒険者ギルド職員をよしよししたい」「のんびりライオンとうっかりユキヒョウ」と同じ設定、世界観を使用しています。
話が繋がっているわけではないので、単体でお読みいただけます。
世界観の説明のために、最初の1ページにエレグノアの略歴を掲載しています。
他のエレグノアシリーズを読んだ方、説明は必要ないという方は読み飛ばしてください。
また、性的な描写を含むページにはタイトルに〇をつけています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 20:30:00
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会話率:8%