恋をするたびいつも当て馬ポジションに収まってしまう不幸な剣士アステラは、今日も元気に命がけの修羅場に巻き込まれていた。幸か不幸かその場に居合わせたのは、涙は真珠・血は万能薬・肉は長寿をもたらす、全身お役立ち人魚のダガン。絶賛監禁中だった腐れ
縁のダガンとともに修羅場をくぐり抜けたアステラは、不幸にも出先で、かつて赤ん坊だった自分に『当て馬の呪い』をかけたと語る悪魔イリヤに出くわし、監禁されかける。美しい金髪碧眼に育ったアステラを欲しがるイリヤは、逃げ出そうとするアステラへ、新たにひとつの呪いをかけた。すなわち、二十二の誕生日までに自分のもとに来なければ、苦痛の果てに死ぬという恐ろしい呪いを。
残された時間は十四日。これまでの貸しを盾にダガンを道連れにしたアステラは、死の呪いを解くため、時間勝負の旅に出る――!
【半魔のツンデレ人魚×不憫な当て馬男】
最後まで書いてあるので、直し直し毎日or隔日投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 08:03:24
27500文字
会話率:48%