「マホちゃん、お勉強は好き?」
隣にいるかわいい男の子が私に尋ねるが、どう返事をしたらいいのかわからなかった。なぜならここはラブホテルのベッドの中で、お互いに裸だからだ。体にまとっているのはシーツのみである。そう。事後だった。
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三月の寒い夜。OLのマホは終電を逃し、帰宅を諦めて近くのネットカフェへ向かう途中、薄着で凍える少年と出会う。親切心からストールを手渡すと「おねえさん、体が冷えたらどうするの?暖めないといけないよね?」と迫られ「え、じゃあ、一緒に暖まれるとこに行く…?」と誘わされるはめに。なぜ私が誘う形になっているの?と疑問に思いながら、やり手の少年にラブホテルへと引きずられていくのだった。
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優しい女の子が微Sのやり手男子に絡まれて、彼の性嗜好に巻き込まれていくお話です。
※連載中の作品で閑話として掲載したものに後編を新たに加えて完結としました。
前編はマホside、後編はタクside となっています。
もともとの本編を読まなくても問題のない安心設計です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 00:00:00
22614文字
会話率:36%