時は3000年前。
大魔王と名乗るものが全ての魔族を統一した。
そして、それは同時に人々の敵となり人々を根絶やしにしようとした。
……人々はただなす術もなくただ殺されていった。
しかし、勇者が人々の前に現れる。
勇者は光り輝く武具を着け、大
魔王との死闘。
そして大魔王は討たれるのであった。
そして現在。
地上は人々が征服し、今までの立場とは逆に魔族を討つ者が現れていた。
そんな魔物を討つ者が主人公……。
……ではなく、そんなこととは無縁にただの人として生きる青年がいた。
この物語は普通の人である彼と、彼に出会う魔族との物語である。
その先にあるのは勇者による魔王討伐という名の偽りの平和か。
それとも魔王による人間滅亡と言う名の偽りの平和か。
誰も求めていない……その二つが共存する真の平和か。
まだ誰にも分からない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 00:00:00
690347文字
会話率:35%