何でもない日。取り立てて何かがあるわけでもなかった日の事。
俺は、死んだ。
よくある交通事故だ。
俺は生き続けたいと思えるような人生を送っていない。
死ぬことを理解しても特に感慨はなかった。
抵抗も嘆きも無くそのまま終わりを待った。
けれど、俺が迎えたのは死という終わりではなかった。
俺は死ななかった。
いや、正しくは死んで新たな生を手に入れた。
死んで手に入れたのは植物の身体。
3センチ程の蔓の身体。
その特殊性は動物への寄生、そして掌握。
それは当然、人間にも通用するモノだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-03 23:00:00
73777文字
会話率:14%
挿絵とモノローグ主体の文で、本シリーズのヒロイン、文子さんの艶姿を描き出す『文子 portrait』2作目であります。今回も彼女は、頑張って不倫をしていますよ。挿絵増し増しVerです。
最終更新:2009-11-10 21:59:55
3986文字
会話率:38%
とある人妻文子の浮気の場面を、モノローグ主体の文章と挿絵で描き出した小品です。
最終更新:2009-10-15 15:58:15
1477文字
会話率:29%