「抱かれたい」と言われることはあっても、「抱きたい」と望まれることはない。
軽薄の仮面は全て、弱い自分を守るためだった。
騎兵隊の副長ジャスティ・ナイルワーズの想い人は、サンセベリダ一等公家の第二公子ヴィンセンド・サンセベリダ。しかし彼から
は悪友としての立場しか求められていないと知っていた。
一度きりの夜、ひずみ出したあの夜……ヴィンセンドがジャスティと知らず、彼を抱いた日。
あの夜がジャスティを追いかけてくる。
※『世界を壊した、たった一言』をお読みになっていないと意味がわからない箇所があるかと思います。
※攻、受、どちらも男女問わず相手にしていた過去があります(詳しい描写はなく匂わせる程度で、受は攻める側の経験しかありません)。
※後日談は救済話的な内容になりますので、お好みでどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-06 21:08:24
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会話率:35%