鏡の精が棲まう白の国
簒奪者が王位についたその国に、本来の継承者である王子ニヴィアスが帰還した。
ニヴィアスは鏡の精や宰相達の手引きで簒奪者である異母兄の元へ向かい、国を奪還する。しかし兄と鏡の精を失ったニヴィアスの心が晴れる事はなく――
何故優しい兄がこうなってしまったのか。
それを知るためにニヴィアスは自らの精霊に向かい、言霊を唱える――
てんつぶ様主催、猫宮乾様が書き出し文及び発案の書き出し白雪姫(かなり前)の企画で冒頭1話だけ書いたものの続きを加えたものです。
・いきなりメリバな死ネタから始まりますが、そんなに悪い終わりではないと思います。
・血の描写が多く、人も死にます。
・タグ等は充分にご注意下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 20:21:59
47229文字
会話率:46%
言葉の通じない奇妙な女に出逢った瞬間、黒豹は恋に落ちた。
獣人世界の支配者階級である黒豹の若き当主はある日、偶然出逢った彼女を見た瞬間に番いと自覚した。しかし、彼女は動物の属性を持たない家畜扱いされている種族だった。待ち望んでいた運命の伴侶
を受け入れられず、彼は湧き上がる恋情と渇望に翻弄されて苦悩する。気難しい黒豹当主と獣人世界に迷い込んでしまった女性。二人は惹かれ合いながらもすれ違い続け、ついにある日、不器用な二人の恋は悲劇的な終わりを迎えるが……。言葉、価値観、体力差、共通点を探すのが難しい二人が行き着いた終着点とその後のお話。現状、時間軸は過去編です。★R18 ☆R18G残酷描写かBL注意折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-21 01:39:37
211398文字
会話率:30%