俺は小さい頃から従妹の陽菜(ひな)が好きだった。
けれどもそれは近くにいたからじゃない。
陽菜の天使のような優しさに沢山触れてきたからだ。
幼稚園で同じ組の健司くんに言われた。
「稜、お前は陽菜ちゃんと結婚できないんだぞ。しんせきだからな!
」
泣きながらお母さんに聞くと、
「出来るわよ。でもね……」
衝撃的な事を言われた。この時から俺は変わった。
「ポールポジションはおいしいか?おいしくないか?」の稜目線。
稜の方が愛は重いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 21:03:18
4921文字
会話率:53%
私には魅力的な従兄がいる。子供の頃からずっと想い続けてきた。
けれどもその近すぎる関係故に告白も出来ない。振られたり避けられたりしたら立ち直られない。
だから彼に彼女が出来るのを黙って指を咥えて見ているだけしか出来ないのだ。
この立場はポー
ルポジションといえるが、それはおいしいのかおいしくないのか…。
やっぱりおいしくないと思うんだよね…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-16 17:30:15
8998文字
会話率:43%