──運命はこの手の中に。
死神ヒュプノスのティコは全ての任を終え、死を迎えるのみだった。
しかし『休暇を消化しなければ他の死神に示しがつかない』とホムンクルスのパンドラに極東の南端の島へ送られる。
紺碧の海を渋々と眺めつつ過ご
しているとペテン師マルチェロに出会う。
「俺のパートナーになってよ」
「犯罪の片棒を担げって? ごめんだ」
ティコは断るがマルチェロとの賭けに負け、彼に付き纏われる日々を送る事になる。
マルチェロは後を追いかけ回しつつも紳士らしくエスコートをするがティコはそれが気に喰わない。彼女は『女性』として扱われるのを嫌がった。
しかしある事件を境にティコはマルチェロに距離を許すようになる。
隣を許し、心地良いと想う半面『私のマーク』に対して引け目を感じるティコ。
それを薄々と感じ取るマルチェロ。
死は二人を分かつのだろうか?
ランゲルハンス島奇譚(2)「シラノ・ド・ベルジュラックは眠らない(上)」https://ncode.syosetu.com/n8468dw/
読後推奨。
カクヨムにも掲載して居ります。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884916790
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-07 13:58:21
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会話率:30%