ゲームオーバーになる度、像となってその姿が台座へ記録される奇妙な世界へ、友人と入り込んだナズナ。その像は、自分であれ他人であれ触れると直前の記憶を体験出来た。だが、心が奪われ、そのまま像となって取り残されたままの存在が中に居ることをナズナは
知る。また、己の眼でそのことも······。一人、また一人とプレイヤーが減っていく中で事故もありつつ幾つもの像となりながらも、ナズナは周りのお陰で心を保ち、何度もこの世界を繰り返してはゲームクリアを目指していく。
※この作品には固め描写と呼ばれるものが多々あります。耐性のない方、嫌悪感を抱く方は御遠慮ください。
また、粉々や損傷などの予定はありませんが、万が一の場合もありますので御容赦ください。そのような過度に残酷な描写場合は前書きに一言書いておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 18:57:20
86282文字
会話率:42%