大学三年生の後期を迎えた登は、夏休みの間、住込みのバイトで働いていたあの村を、淫らな女性たちと出会った豊水村を懐かしく思っていた。そこの水がなじみ夏の間絶倫状態となった彼は、彼女たちと毎日毎日淫らに乱れて爛れた生活を送った。蛇口がぶっ壊れた
んじゃないかってほどに出しまくった。しかし、今は――。都会で知り合ったワケありすぎる人妻はいるとすれ、肉欲は満たされても心は満たされない関係。豊水村にいた頃のような性欲や絶倫加減ではないにせよ、イく前に比べれば十分に絶倫とは言える。右手との距離が近しくなる寂しい秋だったが、そんな日々は唐突に終わりを告げる。
「来ちゃった。しばらく泊めてくれない?」あの水持参で、登の婚約者の一人が訪ねて来た――。
ぷるるん滞在記2、今回は前回の逆です。前は都会から田舎へ。今回は田舎から都会へ。冒頭で重要な設定やこれまでの経緯はサラッと(?)流しておりますので、無印、1.5をお読みになっておられなくてもここから読める……はずでございます。ひとまず今計画しているキーワードは載せてありますが(確定ではない)、新しいものが出れば順次追加させていただこうと思っております。悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 10:24:39
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会話率:42%