父親の不倫が原因で、まだ幼かった主人公の島崎沙希(しまざきさき)は母親に連れられて四国から東京池袋に移り住んだ。
東京に出てから母は苦労をしていたが、母親の愛情に包まれて沙希は幸せな学校生活を続けていた。
だが、沙希が高校三年生に
なったとき母は再婚したものの、継父は母が不在中度々沙希にエッチな行為を繰り返すのでそれに耐えきれず沙希は家を出た。高校生の女の子が東京で一人暮らしをするのは大変だ。
就職難の最中ようやく就職できた下町の町工場は就職後二年足らずで倒産、独りぼっちの沙希は路頭に迷いどん底生活を強いられる。
物語はここから始まりどん底の中でも沙希は健気に生きて行くがそれは普通ではなかった。
生きていれば色々な人と出会う。沙希も色々な人と出会う内にやがて結婚し子育てが始まる。親になれば否応なしに親は子供の人生に関わる。沙希も他の親たちと同様に子供と共に生きて行くが……、この小説は主人公沙希の生き抜く姿である。
本書はフィクションであり、登場人物、団体その他特に断りのないものは全て架空で実在するものと関係はない。なおこの小説は子供たちの読み物としては相応しくない部分が含まれているため、R18の取り扱いとさせて頂いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-23 12:10:52
697171文字
会話率:53%