ここは海の見える街。
父親に高校卒業後の進路を反対され、反発し、家を飛び出し真夜中の浜辺へ彷徨い出た忍(しのぶ)。
忍は故郷のその海が好きだった。波の音がいつも心を慰めてくれたからだ。
ところが誰もいないと思っていた砂浜に、忍は一人の青年が
寝転がっているのに気がつく。
「ここって君の指定席だった?ごめん、星がよく見えたからさ」
優しくほほ笑む成年に、忍は一目で心を囚われてしまう。
青年の名前は奏多(かなた)。奏多にはある秘密があった。
受けが高校生時代~大学生なってからの成長と恋愛を原稿用紙200枚程度でさくっと描きます。
*ブログに「波の音が聞こえる」と言うタイトルで途中まで掲載していました。登場人物の名前を変えています
*拍手でメッセージ付きの際には、タイトルが「夢にまで見た」なら「夢」、「レナードの青」なら「レナード」、「波の音が聞こえる」なら「波」と言ったように、最初の一単語を冒頭に入れていただければ幸いです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-08 22:03:12
9158文字
会話率:39%