高校一年生の柴堂千穂は、ゴールデンウィーク以来半年間学校へ行かず留年が決定した。学校側には退学を勧められており、本人もその気でいたが高校中退に反対する両親が編入先を探してきた。中高一貫校の私立政上学園だ。
政上学園は政治家や財界人、良家のご
子息・ご令嬢が多く通っていて学力レベルが高く、何よりもこの学校には関東の非科学遣いが集められていた。
非科学遣いとは非科学術を遣う人間の総称で、その能力で何でも爆弾に変えてしまったり、その辺にあるものから薬品を作り出せたりする。それには種も仕掛けもネタも法則も何も無く、ただ個人の能力に頼ったものだった。千穂は非科学遣いではないかと疑われ、学園への編入を許されたのだ。
非化学反応アース式 http://ncode.syosetu.com/n8478bu/ の続きになります。
十がエロエロしく、R-18になってしまいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-25 19:00:00
93795文字
会話率:56%
日本で十一名しか確認されていない非科学遣いの一人である森本杜(もりもともり)は、体育祭実行委員長に頼まれて委員会宛てに届いた脅迫状の犯人探しをする事になった。
非科学遣いとは種も仕掛けも無く、何の法則も見出せない個人に特有の能力を持つ者の事
で、最初に認められた時に「そんな非科学的な!」と叫ばれた為にその名称が付いた。
杜のその能力は製薬で、その辺にあるものから様々な薬品を作り出す事が出来る。例えばコーラと菓子クズと絵の具から透明人間になる薬を作ったり、枯葉と消しゴムのカスとシャーペンの芯から頭痛薬を作ったり出来る。
中学生時代からつるんでいるもう一人の非科学遣い・長谷川壮一郎(はせがわそういちろう)は爆破の能力があり、どんなものでも爆弾に変えて「バン」という一言で爆破させる事が出来る。それはごく小さな指先サイズから、高層ビルを一撃破壊出来る規模まで自由自在にコントロールされる。
二人で調べ始めた矢先、杜が何者かに襲われて預かっていた脅迫状を奪われた。彼は殴られた事よりも、雨の中に置き去りにされた事よりも、制服を奪われた事よりも何よりも、意識の無い身体を他人に触られた事が許しがたく本気で犯人を捜す決意を固めた。
中等部に所属する二人の非科学遣い・緋王海里(ひおうかいり・腐敗の非科学術)と桜木十(さくらぎみつる・物質に喋らせる非科学術)の協力も得て犯人探しを始めた。
そして体育祭当日、結末を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-13 19:00:00
93468文字
会話率:56%
騎士団に入れなかった鴻巣晶がジタバタする話です。
バカだ阿呆だ単細胞だと言われつつ、色々と考えている鴻巣君です。
今回は久々に体育祭の陣取り合戦で漢を見せます!
最終更新:2013-10-04 19:00:00
29901文字
会話率:55%