巫女の家系に生まれた紗由美は、ある日の夜、呼ばれるように家の土蔵にもぐりこむ。そこには神の祠のある小大胡島につながる海底トンネルがあった。〝ヌシ〟と呼ばれる巨大な深海生物は、50年に一度、脱皮のために小大胡島に上陸する。紗由美は島の砂浜で、
その脱皮の瞬間に立ち会う。もとの姿は巨大なダイオウグソクムシ。ところが背中を割って出てきたのは、美形の少年で――。甲殻類男子と巫女と呼ばれる無骨なアラサー女子が織りなす、異種間ラブファンタジー。(虫などが苦手な方はご注意ください)※第1章の現代編はエロ薄め。第2章の過去編は糖度&エロ濃度高めです。ハッピーエンドかどうかは微妙なところ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 21:17:04
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会話率:17%