幼馴染の晴人のことが欲しくてたまらないのに、恋にしたらいつか失うのではないかと怖くて、ずっと逃げてきた颯太。けれど交通事故で死にかけたことをきっかけに、晴人に想いを伝えることを決意した。
「あいしてる」
この薄っぺらい五文字を言うためにどれ
だけの時間をかけたのだろう、と思いながら愛おしい体を押し倒せば、それはひどくオトコに慣れた淫乱なカラダで。
「お前……俺以外の男に抱かれてたのかよ」
颯太は、自分が壊れる音が聞こえた。
(過去に別ジャンルで書いた作品のリメイクです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 18:13:58
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会話率:37%