仕立て屋のケビンと、小さな妖精ユトピリカのお話。
ケビンが染料探しと食料調達に山に入ると、仕掛けておいた罠にかかっている小さな妖精をみつける。
御伽話の中でしか見たことのなかった妖精は、ちょっとおバカで、生意気で、そしてとても可愛らしかった
。
互いの血を舐めてしまい、思いがけず血の盟約が結ばれてしまった2人。血の盟約により、妖精はケビンが死ぬまで側を離れられなくなる。
妖精との日々の暮らしは、ずっと1人だったケビンにとって意外にも心地いいもので、妖精も風変わりなニンゲンに次第にココロを開いていく。
やがてケビンの愛は種族や体格差を超えて大きく膨れ上がっていくが、そのうち舐めたり、噛んだり、こねたりするだけでは我慢できなくなり、とうとうある日、木製の小さな人形を作り上げた。
「ねぇユピ、これを僕だと思って、キスしてごらん?」
好きだから、愛しているから、
どこまでも、おバカな二人。
=====注意事項=====
・※のついたタイトルは直接的な性表現があります
・※※のついたタイトルは残酷な描写(残忍な暴力表現)があります
・基本的には二人の愛の物語ですが、主役二人のいちゃらぶシーンや二人に立ち塞がる試練の都合上、性描写や残酷な描写が一部出てきます。また男性同士の絡みも一部出てきます。こういった表現が苦手な方はご注意くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 01:47:22
194097文字
会話率:42%