平々凡々な外見をした椎木深知の前世は、一目見た者は恋をすると謳われた絶世の美少女・シルヴィア姫(※ただし、中身は脳筋)だった。
彼は高校の入学式で、かつての護衛騎士ラウル、敵国の王子であったバルトロと再会する。
おまけに転校生は、元・同盟国
の姫に、元・フェンリルで───。
※短編「今世もままならない」の、続編です。恐れ入りますが、お読みでない方はそちらからお願いします。
※ラウル目線から始まります。
※前作より、前世の描写(シリアス)が多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 20:25:45
75543文字
会話率:42%
齢二十二にして嫁の貰い手なき、完全無欠の嫁き遅れ王女・キコ。
周囲の憐れみの視線もなんのその、強者の釣り師よろしく荒波はじける磯に立ち、今日も今日とて釣り糸垂らす。
ところがどっこい、麗しの異母妹のわがままで、あっという間に強大国の現王妃
に。
然れども、旦那は当年十二の少年王。
「…本当に大丈夫か、これ」
「おれはあなたがいいんだ」
一体どうなるこの婚姻。
【突発的な息抜きリハビリ駄文です。あったとしてもR15程度の描写しかありません】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-21 20:00:00
37742文字
会話率:29%