「婚約破棄…だと?」
伯爵令息のメリルは、自分を嫌っているはずの婚約者の公爵・ヴィンセントに婚約破棄を申し出たが、あえなく却下されてしまう。それからというもの、ヴィンセントは頻繁にメリルの元を訪れて、「家族以外の者とはなるべく会わないように
」だの「その日あった事を全て教えなさい」だのと言ったり、毎日不穏な意味を持つ花を贈りつけたり、「監視している」という手紙を送ってきたり……なぜだか自分を束縛するような行動を取り始めた。
※オメガバース設定です。
※主人公は皆に愛されていますが、総受け(恋愛的な意味の愛され)ではありません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 21:00:00
25510文字
会話率:54%