地方企業の中間管理職として淡々と日常を送る古川は、家庭環境のストレスから食に関心を失って以来、長年人との交流は避けてきた。
最近、そんな彼を慕う城山という男がいた。立場上は部下にあたるが中途入社の同世代で、絶妙な距離感が心地いい。これまで自
分にとってはただの作業でしかなかった食事という行為も、彼と一緒なら楽しいことに気づいてしまったけれど、それってつまり……?
狙いを定めてじわじわと囲い込んでいくケーキ×無自覚フォークが両片思いからのもだもだイチャラブ。
韓国発祥の「ケーキバース」の世界設定をお借りしています。ケーキバースアンソロジー寄稿作。
グロなし、あまあま。ケーキバースがよくわからなくても(主人公も最後までよくわかっていないので)雰囲気で読んで頂けるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 00:40:34
8254文字
会話率:64%
――聡太くんはレモネードの味がする。
おいしい人間であるケーキと、それを文字通り食べたくなってしまうフォーク。本来一緒にいてはいけないのに、聡太くんは「浜くんがフォークになったのは、おれのせいだ」と言って僕の傍にいる。だから僕は聡太くんの指
を舐めて、唾液をもらうためにキスをして……って、あれ?
執着囲い込み属性ケーキ攻め×無自覚べた惚れぽやぽやフォーク折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-07 21:00:00
28109文字
会話率:49%