最強といわれる大王には133人の王子がいた。大王は王子同士を戦わせ、勝ち残った者だけを息子と認めることにした。兄弟同士で戦いたくない王子達は、大王国の外である外野へ逃げたが、外野は秩序がなく、殺人、強姦、人食が横行する世界で大王を嫌う者達
から命を狙われる。
大王は大きな碁盤で、数字が刻まれている碁石を見て王子の生死を確認し、どの王子が生き残るか側近達と賭けをして楽しんでいた。
次々と王子達が死んでいく中、89番の碁石が頭角を表し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 19:38:08
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会話率:47%