2021/2/12 前書き後書きあらすじの編集を行ないました。本文は変更ありません。
もっと大人になったら、恋をするって気持ちも生まれてくると思っていた。大学を卒業して、社会人になったいまでも、それはまだ、訪れない――。
中学生のころは
まだ期待していた。高校生になって、疑いを持って調べはじめた。成人してもそうだったから、もうそれでいいやと思った。三倉幸大(さくらこうた)はアセクシャルを自認している二十五歳。初めて体験した恋のときめきは、苦しくて、つらくて、怖くて、死ぬのかと思った。相手は同い年の幼なじみ、児嶋浩人(こじまひろと)。生まれた時から、家族ぐるみで付き合いのある幼なじみで、高校のころにゲイを自認している。できればずっと、いっしょに生きていたい。でも、性的な欲求はない。これは恋なのか、恋じゃないのか。
自分にとって特別な人にだけ、恋をしたり性的魅力を感じることのできるデミセクシャル(アセクシャルの一種)の、愛情の話。
LGBTQ+についてはなるべく調べましたが、あくまでもこれはフィクションです。R18BLです。
当社比多めにエロ(※印)書こうとしましたが、エロく書けているかどうかは未知数。なにせ語りが恋愛感情わからない性欲ほぼないアセクの方なので。アセクがゲイに開発されるっぽいあらすじですが、恋愛感情に振り回されないアセクが精神的優位で、挙動不審なのは常にゲイの方です。リバカップルなので地雷の人避けてください。なるべく作中でわかるように書きましたが、なじみのない言葉は0.用語集を参考にしてください。
1話小学・中学生、2話高校生、3話大学生、4話から本編(25歳くらい)。番外編含め、全部で40話くらい。1話目標5000文字で書いたけど少なかったり多かったり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-28 06:00:00
226402文字
会話率:61%